家を建ててから気づくこと⑤・・・実は家って建ててからも結構『手間』と『お金』がかかる・・・
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家を建ててから気がつくことのひとつに
今までの暮らしとは
勝手が違うことが結構あります・・・
いちばんよくあるのは・・・
「建ててから結構『手間』と『お金』がかかる。」ということ・・・
車と同じではないけれど
家って取得してからも税金がかかったり、
電気、水道、ガスなどの光熱費もかかってきます。
年数が経つと部品が劣化してきて・・・
定期的なメンテナンスや
大がかりなリフォームもしなくてはいけないこともあります・・・
ということで・・・
家を建ててから気づく
結構かかる『手間』と『お金』のお話し・・・
①掃除が大変!
家が広くなった分掃除する面積は確実に増えます!
吹抜けがあったりすると手が届かない箇所ができてしまい、
埃がたまっても掃除ができないことも・・・
特筆すべきは・・・
意外なところがすごく汚れていること!
例)シーリングファンの羽根はすごく汚れます!
しかも、掃除が大変!
②電気代、水道代がかかる!
面積や部屋数が増えた分、
照明器具や電化製品の数は増え
確実に消費電力は増えます。
もちろんエアコン等の冷暖房設備も
各居室に設置するとかなりの消費電力に・・・
オール電化にするとなおさら・・・
子供たちは子供部屋が出来た嬉しさで
部屋にこもる時間が増え
照明やエアコンがつけっぱという状況になりがち・・・
借家と比べて浴槽が大きくなると
必然的に水道代も高くなってしまいます・・・
③やることが多くなった!
家を建てるということは自分の土地に
(借地の場合もあると思いますが)
自分の家を建てる訳ですから、
全責任を負わないとなりません。
雑草が生えても誰も草むしりをしてくれません。
雪が降っても雪かきや、雪下ろしは誰もしてくれません。
借家暮らしでは免除されていた、
町内会のお付き合いもはじまるでしょう・・・
④家の維持費が結構かかる!
建ててすぐではないのですが、
年数がたつと・・・
メンテナンスや修理(特に外部)が必要になってきます。
屋根や外壁の色あせ=劣化!
放っておくと見栄えが悪いばかりでなく、
雨が漏れたり剥落したりすることも・・・
家をきちんと維持するためには
定期的な点検とメンテナンスが必要です。
こんなことを書いてしまうと家づくりの夢がしぼんでしまう・・・
なんて思う人がいるかもしれませんが、
家づくりはもっともっと夢や希望にあふれています!
自己責任の部分や町内のお付き合いは
ある程度覚悟を決めていただくしかないですが、
光熱費や維持費を最小限に抑える方法はあります!
そのヒントは・・・
①家を必要以上に大きくしない!
必要以上に大きな家は
建築費もかかります。
維持費用は×長さや面積となるのでご注意!
②家を長持ちさせること!
地震や台風、水害等の災害に対して強くすることが肝心!
性能を上げることにより災害による損傷を抑えることになり、
復旧のための莫大な費用を軽減することが出来ます。
雨漏りや結露等の家の寿命を短くする事故が起こらないよう、
構造の木材が長持ちして腐らない造りにすること。
③断熱、気密、換気を正しく施すこと!
飛騨は寒い地域ですから断熱は非常に大切です。
と同時に、気密や換気もすごく大切!
いくら断熱しても窓が開けっぱなしだったら寒いですよね?
気密が悪いというのはそういうこと!
できる限りすき間風をなくし断熱性能が発揮できるようにすること。
気密がよくなると空気中の水蒸気が
結露のもととなってしまいますので、
水蒸気を輩出する換気が大切になってきます。
断熱、気密、換気を正しくきっちり施すことにより、
光熱費を少なくすることが出来ます。
④本物の素材でつくる!
外部に面する箇所(屋根、雨樋、外壁、サッシ…)は
絶えず風雨や紫外線にさらされています。
つまり、建てた瞬間から劣化がはじまっているということ・・・
劣化を抑えることはできませんが、
劣化スピードが極力遅い素材(寿命の長い素材)を使うことが大切。
つまり、サイディング等の新建材等
建てた瞬間が一番いい状態のものではなく、
木や土などの昔から使われてきた素材・・・
劣化して少々くたびれた状態こそがいい状態の素材。
年数を経るごとに味わい深くなる素材を使うこと。
メンテナンスが必要になるスパンを極力長びかせることが出来る
素材選びを行うこと!
どうしても最初の建築費が高くなる要素が多いですが、
実は建ててから数十年に渡る維持管理の費用は
建築費を上回ってしまうのです・・・
家って建ててからもお金がかかることをお忘れなく・・・
その費用は家の性能、素材により
後々まで響いてきます・・・
御用心&御覚悟を・・・