スギのフローリング5年経過の状態
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こんにちは。
営業課の石井です。
今日は当社で提案しております『スギのフローリング』は経年変化でどのようになるのか、新築から5年経過した我が家の状態でご紹介させていただきます。
皆様『スギ』という樹はご存じですか?飛騨の森林にも多く生息しておりますね。スギは針葉樹で成長がとても速いです。成長が早いということは密度が少なく、「柔らかい」という特性を持ちます。
柔らかいって!?フローリングに柔らかい樹を使うのか?せっかくの新築が傷がついてしまうではないか!と思われる方もいらっしゃると思います。それでも、なぜかさはらがスギのフローリングにこだわるのか。
それは『柔らかい』からです!
床の足触りが痛くてスリッパを履いて生活している方、もうスリッパ生活からおさらばです。
スギは柔らかいので足触りが非常に良いです。
床が冷たくてスリッパを履いて生活している方。もうスリッパ生活からおさらばです。
柔らかいスギは蓄熱効果が非常に高く、温もりが違います。
でも新居が傷つくのは何かイヤだな~。傷まみれの床を見るのはイヤだな~。
と思いますよね。ワタクシもその思い、ひじょ~に良くわかります。だってワタクシ自身も新築のころ、傷ついたフローリングを見ては『あ!また傷がついてしまった。。。』と思ってました。深い傷はアイロンのスチームで復元させたりもしました。
我が家には6才、4才、2才の男の子がいます。もうめちゃくちゃです。すごいです。おもちゃでガンガン!容赦ないです。
そんな我が家のリビングのスギのフローリングをご覧ください。
いかがですか?
個人的にはまだまだです。
成長層の柔らかい部分が削られて、年輪の硬い部分が浮き出たようになっております。触るとボコボコしてます。もっと削れて良いです。人工的にこのような仕上げ加工(浮造り加工)という技術も存在します。神社やお寺の縁側の床でこのような状態になっているのを見た事がありませんか?どこか懐かしさも感じるのがこの浮造り状態です。
さらに人間の油分(ヒューマンオイル)が擦り込まれて光沢もでております。
経年変化で色味も渋い色になっておりますね。
これが美しい♪いいな♪と思っていただけるアナタ。ぜひスギのフローリングを選んでください。
写真だけでは伝わらないのが悔しい!
実感したいという方はぜひ我が家を見に来てください。酷使していないのでキレイな状態ですが、モデルハウスでもスギのフローリングはご覧いただけます。
スギの木は人がリラックスできる匂い成分を沢山持っていて、木のいい匂いがするのも特徴です。5年経った我が家もまだスギの匂いがします。なぜまだ匂いがするのか?それは木が呼吸しているからです。乾燥する冬には木も乾燥しますから匂い成分も減ります。フローリングの目地の隙間も開きます。それが梅雨から夏場にかけて湿気を吸い、匂い成分再放出!フローリングの隙間も埋まります。これをみると『あ、木が生きているな。』と実感します。
傷が気になるのも最初だけ!傷も家族の歴史です。斧やハンマーでも振り回さない限り大丈夫!
新建材のフローリングは、傷ついたらそこからベロベロ剝がれたり、内部の下地合板がダメになったりします。そんなのイヤですよね。
傷ついて減点されるお家か!?
傷が味となり加点されるお家か!?
どちらが良いですか?
かさはらでは、本当に良いと思う素材を選定して家づくりをしております。