家を建ててから気づくこと⑨・・・ペアガラスでも結露する!
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家を建ててから気づくこと・・・
お客様によく聞くことのひとつで・・・
家を建てる前に住んでいた
アパート時代に困っていた事で
サッシの結露というのがいちばん多い・・・
冬の寒さが厳しい飛騨地方であっても
アパート等借家の窓の仕様は
いまだに昔のスタイルの1枚ガラスのサッシ・・・
古いところだと、ガタガタする木の窓というところも・・・
石油ファンヒーターで暖房して
1枚ガラスのサッシだと確実に結露します。
拭いても拭いても
結露は止まりません。
その結露水はやがて垂れ・・・
床や窓枠に流れ落ちて・・・
慢性的に濡れている状態が続くと・・・
見た目わるいばかりではなく、
カビが生えたり、木が腐ってきたり・・・
いいことは何もありません!
石油の暖房器具の排気には
水蒸気が含まれているので
結露のもとになってしまうので、
やはり、おススメは薪ストーブ(?)
ということになってしまうのですが・・・
今回はサッシのお話しですので戻しましょう・・・
家の中のいろいろな部分で、
いちばん熱を伝えやすいところは・・・
(外気温を伝えやすくて影響されやすい箇所)
窓(サッシ)なんです!
新築して・・・
断熱サッシでペアガラス入りのサッシになって
結露で悩まされていた生活から
やっと「おさらば」できると思っていたのに・・・
なぜかペアガラスでも結露するということがあります・・・
ガラスの下の角部分が特に・・・
そうなんです!
条件によってはペアガラスでも
結露が生じることがあります。
経験上・・・
建ててすぐの場合のケースが多く見受けられます。
恐らく・・・
新築工事の際に使用した材料・・・
コンクリートや木材の水分が
まだ抜け切れていなくて
室内の湿度が高い状態になり・・・
ペアガラスといえども
断熱材が入っている壁と比べて
外気温に影響されやすい箇所であることには変わりはないので
少しだけ結露してしまう・・・
ここで忘れてはならないのが、
新築であろうが、
性能向上リフォームであろうが、
条件が重なれば、
ペアガラスでも結露するということ!
現代の住宅は
高断熱であるとともに高気密でもあります。
多少の隙間はあるものの・・・
換気をしなければ室内の空気の入れ替えが
出来ないつくりとなっています・・・
空気の入れ替えができないと
結露を引き起こす水蒸気も
室内に留まったままとなり・・・
外気温と室温・・・
飽和水蒸気量との関係により
結露してしまいます。
単純に湿度を低くすれば結露問題が解決するというわけではなく・・・
快適に過ごせる湿度というのもあり・・・
なかなか難しいところでもあります・・・
現代の家に住むというのは・・・
冷暖房や換気を工夫してコントロールし、
室内空気に含まれている水蒸気と
いかに仲良くして快適に暮らすということ!
間取り、デザイン、外観、耐震、断熱・・・
家づくりを考える時にはいろんな要素や視点で
考えなければならないことがあります・・・
建ててから後悔しないためにも
もう一つ、
「快適性」という視点で考えることも大切だなと思います。