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家を建ててから気づくこと⑧・・・設備機器には寿命がある。交換する時のことを考えておかなければいけません・・・

家を建ててから気づくこと・・・


家って膨大な数のパーツから出来ています・・・



今回は家を形作っているパーツではなく
なかなか侮れない設備・・・
電気や水道、ガス、通信等の
機器や器具類について

家を建ててから気づくこと・・・



家を人体に例えるなら・・・
骨や筋肉は木構造、皮膚は外装材
設備機器や配線、配管は
内臓や血液ということになるのですが・・・

設備機器は構造材のように家を形づくるモノではなくても
すごく大切な部分であることに変わりありません!

側(骨格)だけあってもそれは家とは言えません!

ただの箱(空間)・・・


その箱を血の通った快適空間にしてくれるのは・・・

設備機器!

例えば・・・
冷暖房や換気扇
水、お湯
調理に使うガスや電気のコンロ・・・
テレビや照明器具
PCやスマホのネット環境などなど・・・




家づくりとなると間取りのお話がメインになりがちですが、

どんな設備機器を使うかによって、
快適性はかなり左右されることになるので
機器選択は非常に大事な項目!




設備機器には必ずと言っていいほど、
電気や水道、ガス等の配線や配管、ダクト等が
ついていてはじめてその機能が発揮されます・・・

その配線や配管、ダクトなどをいかに
使用したい箇所まで引っ張って来るか?
露出で配線や配管するわけにはいかないので
いかに目立たなくするか?
といかに隠すか?ということが
非常に重要なポイントでもあります!

隠してすっきり見せるということは・・・
床、壁、天井、地面の下等に
埋め込んでしまうということ!



それは何を意味するかというと・・・

メンテナンス性が格段に落ちてしまうということ・・・


家本体もそうなのですが、
設備機器は永久に持つものではありません。

そして、配線配管等は
現場で手作業によって施工するものなので
工場で製造する工業製品と比べると
品質にばらつきがあるのは事実・・・

定期的な点検と、
その時々に適切なメンテナンスを施し
維持管理に努め、
出来るだけ長持ちするようにしなければなりません・・・

そのためには定期的な点検とメンテナンスが
可能なように造っておくことが大切!

天井裏や床下の点検口を吸う箇所設けておくことや、
パイプスペースを塞がず点検口を造っておく等
目視での点検が容易になる工夫や、
補修が必要になった場合に
工具等を回せる等、施工可能なスペースを
十分に確保できるようにしておくことが大切です。




そして、本題・・・

設備機器本体は工業製品である以上、
耐用年数よりも前に壊れて使えなくなってしまうという
当たりはずれがあることもあります・・・

メーカー保証はほとんどの場合は1年・・・



灯油の給湯器で十数年は持つと言われていますが・・・
時には数年で故障してしまうことも!

水質による原因もあることがありますが、
そんな時はどこからも保証してもらえません・・・

工務店や水道屋さんに文句を言っても
保証はしてくれません・・・


給湯機が故障した場合は・・・

修理するか、新しく買い替えるか・・・

修理する場合は、部品代+部品取換え費用・・・

※時として、交換部品代が高くなってしまい、
 新しく買った方が安い場合も・・・

新しくする時は、本体価格+工事費+撤去・処分費用・・・

結構な金額の出費になります・・・

目に見えない出費としては
お湯が使えない間・・・
炊事の時やお風呂でお湯が使えない不自由さ・・・
銭湯に行く際の交通費や銭湯代(×家族の人数分)は
工事完了までの間ついて回ります・・・

家は建てれば大きな出費は終了すると
思われがちですが、
実は維持や補修に十数万円~数十万円の
ちょこちょことした出費がたまにあります。

特に設備機器には
故障した場合、寿命が来た場合等
突発的で、すぐに直さないと
生活に支障が生じてしまうことが多くあります・・・

出来るだけ不自由な場面を回避するために
普段から面倒を見てくれて、困ったときにすぐ動いてくれる
信頼できる業者さんを選定しておくことが非常に大切です。





おまけ・・・

技術の進歩で新しいテクノロジーが導入され
設備機器の方式が変わってしまうことがあります・・・

LEDの照明器具なんかはそうですね・・・

LEDにすると節電になると分かってはいても
すでに取り付いている照明を変更するには
なかなか大変なこと・・・
かなりの費用がかかりますしね・・・



機能、性能の充実によって
大きさだったり省エネ性能が
すごく変わるのがエアコン・・・

取り換えることを考えて、
製品寸法が大きくなった場合、
ダウンライトの取り付け位置や
設置の作業スペースを確保するために
寸法的な余裕を持たせることが大切です。



なんにしても、設備機器には
寿命があるということ。

交換することを前提条件とし、
交換のしやすさや
製品仕様が変わった場合のスペース的な余裕を
考えておかなくてはなりません・・・

また、技術の進歩で
買い替えしなければならなくなることもありますので
出来る限り特殊なものを避けるという選択も必要・・・


家を維持するには
そう言ったことも少しだけ頭に入れておくと
いいかもしれません・・・


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