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家を建ててから気づくこと⑫・・・家を建てたからといって幸せになれる訳ではない・・・

家を建ててから気づくこと・・・


家は家族のために建てるもの・・・

家は幸せの象徴・・・

家は成功者の証・・・

ほとんど方はそう思っているはず・・・


しかし、その実・・・

せっかく建てた家が原因で

不幸になってしまったり、

健康を害したり、

命を落としてしまうことも中にはあるんです・・・


シックハウス

新建材や接着剤に含まれる揮発性の化学物質が
人体に悪い影響を与えてしまうことがあります。
無垢の木や家具からも出ています。

個人差がある事ではありますが、
ひどい場合は、その家に住めなくなってしまうことも・・・

安心して任せられる素材選び、業者選びとともに、
施工のチェックや使用材料の検品等
家がどのように造られているか
報告を受けられるようにすることが
安心につながります。

ローンが払えない!

自己資金が少なかったり、
無理な返済計画を立ててしまったり・・・
余裕がない状態で家を建ててしまうと・・・
工事費以外にかかる
家具、家電に意外な出費があったり、
今までのアパート暮らしより
確実に光熱費が上がったりと、
生活にお金がかかることが多く・・・
余力を残しておかないと
ローンが払えないことにもなりかねません。

さらに、こんな不安定なご時世・・・
家づくりは資金計画を慎重に・・・

家の中の事故

家の中の事故って実は多くって・・・
年間約17000人の方がヒートショックで
(入浴中に)亡くなっているそうです。
この数字は年間交通事故死者の約3倍!

※ヒートショックとは・・・
 寒い脱衣室で服を脱いで
 熱い湯船に浸かる等で
 急激な温度変化によって
 血圧が急激に変動することによって
 起こってしまう健康被害のこと。
 

亡くなりはしなくても
怪我をするということもあると思います。

階段やベランダから転落したり・・・

換気のために切り欠いてある
ドア下のアンダーカットにつま先が挟まったり・・・

ちょっとした段差につまづいて転倒したり・・・

極力危ない箇所をなくすように
家の設計をしているのですが、
住みはじめてまだ慣れないうちは
階段を踏み外したり・・・
子供さんが思わぬ行動をしたり・・・

常に危険回避という意識を持ってください。

間取りの恐怖

間取りを考える時に・・・
完全個室の子供部屋がいいのかどうかを
確認する必要があります。

子供さんの年齢や
それぞれの個性にもよるところがあり、
一概には言えないのですが、
あくまで住宅設計の段階の話しとしては・・・

居心地の良すぎる子供部屋は
どうしてもこもりがちになり、
家族との接点が少なくなってしまいます・・・

子供のためにと思って造った子供部屋が
親子の関係を希薄にしてしまうことに
なってしまうかもしれないという可能性も
少しは考慮しなければなりません・・・

災害

地震、水害、土砂崩れ、火事・・・

家の建つ土地の状況で一概には言えないのですが、
家本来の役割は「命を守るシェルター」。
雨風をしのぐだけではいけません・・・

地震に強くすると言っても、
自然現象なので一定の揺れがくるわけではありません。
いろいろな震災では揺れの振動の波形は異なります。
熊本地震のように余震の方が本震よりも大きかったということもあります。
多少損傷はしても倒壊を免れ避難できるよう・・・
家の中の避難経路が明瞭になっていること・・・
燃えにくい仕様になっていること・・・

災害から命を守るという点においては
十分すぎるほど考え、備えておくことが必要です。


家を建てて絶対に幸せになっていただきたい!

そう思ってお話を伺ったり、設計したり、

工事を進めたりしていますが、

ハード面での事故防止策は施すことが出来ても、

暮らしはじめてからのことは

何かが起こってからしか

アドバイスできないというのが現状です。



せっかく建てた家に

不幸にならないよう、

健康を害されないよう、

破産させられないよう、

怪我させられないよう、

家族がバラバラになってしまわないよう、

命を奪われないように、

ご用心しながら

豊かに暮らしていただけたらと思います。


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