住まい手の声

分かれているけど、つながっている家

高山市 A様邸

2020年 完成

分かれているけど、つながっている家
子世帯と親世帯、それぞれの暮らしのリズムを大切にしたくて模索した先に生まれた2世帯住宅。それぞれに玄関を持ち、けれど中庭を挟んでお互いの暮らしを感じられるリノベーションが、より心地いい暮らしを生み出しています。


同居する中で感じたのは、世帯により違いのある暮らしのリズム。お互いのペースを大切にしながら、それでも家族のつながりが感じられる暮らしを求めて、最初に考えたのが二世帯住宅へのリノベーションでした。「けれど予算に合わなくて。そんな時にかさはらさんから、もともとあった中庭を活かして、そこに向き合うような形でそれぞれの住居スペースをかたちつくる今の形を提案して頂きました」。新しい住まいは、それぞれが独立した暮らしを営みながら、程よい距離から日々お互いを感じることのできるつくり。主に子世帯の住まいを改修することで、うまく予算内に納めるリノベーションが叶っている。
分かれているけど、つながっている。より暮らしやすくなったこの家で、それぞれの暮らしのリズムを大切にしながら、居心地のいい日々が紡がれている。